電気工事の許可

電気工事の許可を取得する為の技術的な方法の一つとして、「電気工事士」の資格取得があります。

それには、第一種と第二種があり、第一種電気工事士資格を取得するとそのまま電気工事に従事する技術者としての資格を取得出来るのですが、第二種電気工事士資格では資格取得後3年間の実務経験が必要です。

つまり、別な見方をしますと、資格試験に受かる前にいくら実務経験が長くても電気工事の正式な「技術者」にはなれない、と言う事です。 

しかし、現況の建設業の労働者不足は技術者不足でもありますから、もう少し、ハードルを下げても、つまり、実務経験の年月を短くして技術者の創出に資しても良い、と思います。 

電気工事のような具体的に技術的な創意工夫・経験を必要とする種類のものは実務経験が無いとむしろペーパーテストも通らないのが普通であると言われ、ペーパーテストを受ける前からのいわば現場のアシスタントとしての実務経験も資格取得の為の実務経験としてカウントして良いのではないか、との建設的意見があります。もっともだと思います。

ですから、第二種の電気工事士の資格取得以前のせめて一年間程度の実務経験期間は、資格取得の為の実務経験期間の中に組み入れてあげて良いのではないか、と思います。

つまり、第二種電気工事士の資格取得以前1年間の実務経験+第二種電気工事士の資格取得後の2年間の実務経験(合計3年間の実務経験が必要と言う事は同じですが)?で電気工事の技術者になれる、と言う事です。